生理痛がある人もいればない人もいるのはなぜ?生理痛の仕組み

生理痛がある人は毎月やってくる生理が憂鬱です。体がとてもだるくなったりお腹が痛くなったり、1日目2日目は動けないという人もいます。またその逆で生理とは思えないというほど全く生理痛のない人もいます。同じ女性でもこれだけ違いがある生理痛はどうして起こるのか?

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生理痛の改善に低用量ピル「トリキュラー」を使う理由とは?

低用量ピル「トリキュラー」は、もともと経口避妊薬として開発された薬です。

しかし現在では、重い生理痛の改善や生理過多による貧血の改善のために、処方されるケースも増えてきています。なぜ、このような症状に効果が得られるのでしょうか。

トリキュラーが生理痛を緩和させるホルモンバランス

通常の月経周期には、エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンが大きく影響しています。月経開始と同時に体内でのエストロゲン量が徐々に増えていき、それに伴い卵胞の発育と子宮内膜の増殖が徐々に進んでいきます。そして生理開始から12日~14日目ごろにエストロゲンの量がピークを迎え、排卵が起こります。

排卵後は、プロゲステロンの量が増えていき、それに伴い子宮内膜はますますその厚みを増していき、受精卵を着床させる準備を進めているのです。受精して子宮内膜に受精卵が着床すれば妊娠成立となり、内膜はそのまま維持されます。

しかし妊娠が成立しなかった場合は、エストロゲン・プロゲステロンともに減るため、それに伴い厚くなった内膜が子宮壁から剥がれ落ちて、生理として体外へ排出されます。

トリキュラーをはじめとする低用量ピルは、この2種類のホルモンを含有した薬剤です。飲み続ける事によって、卵巣や子宮を休ませホルモンバランスを整えることで生理痛改善に効果が期待できるのです。

トリキュラーは21日タイプと28日タイプから選ぶ

21日服薬して7日間の休薬期間を設けるタイプと、28日間服用するタイプの2種類があります。28日間服用するタイプは、21日分と飲み忘れを防止するための7日分の偽薬(プラセボ)で、偽薬には薬としての成分は何も入っていません。

トリキュラーは、ホルモンの含有量の割合によって3種類の錠剤があり、これを間違えないように順番に飲んでいく必要があります。

まず最初に、服薬する錠剤によって体内で増えるエストロゲンを抑えます。これにより排卵が起こらなくなり、内膜の増殖もある程度抑制されます。排卵が起こらないため、その後に起こるはずのプロゲステロンの上昇も抑えられるので、内膜はそれ以上厚くならず、安定した状態がキープされます。

21日間飲み終えて休薬期間に入る、もしくは偽薬を服用する中にエストロゲン・プロゲステロンが減ったことにより、消退出血と呼ばれる出血が起こります。しかし、出血量は生理と違ってごく少量で済みますし、痛みもほとんどありません。

血栓ができやすくなる恐れがあるので、糖尿病や片頭痛のある方、喫煙者は服用できませんので注意が必要です。

最近はピルの通販サイトを利用する人が増えています。ピルの使用にあたっては、きちんと医療機関を受診して、医師や薬剤師から服薬指導を受けてください。

公開日:
最終更新日:2018/06/13